ポかリン記憶舎リーディング「幸福な王子」

ポかリン記憶舎リーディング「幸福の王子はパンフのクレジットを読むとポかリン記憶舎の常連とはいえreset-Nの看板女優、町田カナの構成・演出・出演によるオスカー・ワイルドの童話「幸福な王子」の朗読である。面白いのは着物を着て演じているという印象のせいだけでもなく、ここで登場する町田には明らかにreset-Nではなくて、ポかリン記憶舎の匂いがすることで、なぜそうであるのかなどを考えてみると興味深かった。

フィリップ・ドゥクフレ「イリス」

 フィリップ・ドゥクフレ「イリス」も面白かった。これまで彼の作品は4本見ているのだけれど(ミュージカルを入れれば5本)、これはこれまで見た中で間違いなく最高傑作だ。特にリアルタイムで処理されたダンサーの映像を生のダンサーと組み合わせて構成した部分はこれまでにない完成度の高さ。さらにこの映像部分のスタッフはドゥクフレがフランスから連れてきたのではなく日本人で、さらに確認はしてないけれども珍しいキノコ舞踊団の伊藤千枝やボクデスの小浜正寛ら明らかに日本側からのアイデアによると思われるところもあって、そこのところもせっかくの日仏共同製作なんだからという意味で好感が持てた。