BABY-Q「Z←・Z 滑稽な独身者機械」

BABY-Q「Z←・Z 滑稽な独身者機械」(3時半〜、伊丹アイホール)を観劇。
 BABY-QはHIGASINO YOKOの率いるダンスカンパニー。以前から気にはなっていたのだが、公演は今回初めて見た。音楽、映像などクラブっぽいのりを組み合わせてのコラボレーション的志向の強いダンスパフォーマンスだが、印象を一言で言えばもったいない。HIGASINOのソロやデュオなどの場面でダンス作品としてはとてもいい場面があるのにそれとはまったくクオリティーにおいて比較にならない場面が舞台に大量に盛り込まれているせいで、いいところが埋もれてしまって、弛緩して雑然としたという印象だけが残るきらいが強いのだ。
 音楽家(ミュージシャン)にしてもパフォーマーにしてもどうでもいい人がですぎ。舞台のうち7割ぐらいの場面はいらないと思う。いらない場面をすべてカットして、HIGASINOのソロやデュオなどダンスを中心にコンパクトにまとめれば相当に完成度が高いダンス作品になるはずなのにと思うと少し歯がゆい。

イアン・ランキン「Strip Jack」

イアン・ランキン「Strip Jack」をやっとのことで読了。以前にも書いたがエジンバラを舞台にしたリーバス警部シリーズの第4長編である。日本では第7長編の「Let It Bleed」以降は全部翻訳されているが、それ以前の長編には翻訳はなく、原書で読んでいるところで、未読のシリーズ長編はこの後に書かれた第5長編「The Black Book」のみとなった。シリーズ作品としては登場人物が多すぎて、プロットが散漫になっている。「Let It Bleed」以前の初期作品にも面白い作品はあるのだが、この作品は売春宿の強制捜査で、現役の議員が捕まるという派手な冒頭でその後の展開を期待させる割にはその後は地味な展開でややもの足りなかった。
「The Black Book」はどうだろうか。