坂本公成+佐伯有香「怪物」

佐伯有香はソロ「怪物」(振付・坂本公成)でアゴタ・クリストフの小説に登場する美しい怪物を強靭で柔軟な身体を生かし具現させる。ムーブメントは一見単純で反復の多いものだが、魅力は反復を通じての身体の変容にある。いまだ成長の途上で、底が見えない。次は「真の怪物」へと変貌する瞬間を目撃することになるかもしれない。

中西理(演劇舞踊批評)