ディディエ・テロン+Monochrome Circus

ディディエ・テロン+Monochrome Circus
 京都に本拠を置くMonochrome Circusは国際ワークショップフェスティバルを主催するなど単独カンパニーの枠組みを超える活動をしてきた。フランスの振付家ディディエ・テロンの新作とカンパニーの小品で構成された今回のプログラムもそうした交流の歴史があり実現した。
 ディディエの「La Dolce Vita(甘い生活)」は重心をずらし斜めになったゆがんだポーズからポーズへゆっくり移行していく振付。グラウンドや壁への寄りかかりを多用して作り上げた空間構成が面白かった。Monochrome Circusは坂本公成の小品3本。「水の家」は小さな机の上で森川弘和/森裕子が踊り続けるアクロバティックなデュオ。佐伯有香のソロ「怪物」はアゴタ・クリストフの小説に登場する美しい怪物を強靭で柔軟な身体を生かし踊った。坂本の作品はコンタクトインプロの技法を生かし親和的な空間を作り上げてきたが、今回は作風の変貌を感じさせた。