「ダンス×アート 瀬戸内国際芸術祭2010『直島劇場』 モノクロームサーカス×graf」in東心斎橋

コーディネーター・中西理(演劇舞踊評論)
ゲスト・坂本公成(振付家・ダンサー)
 東心斎橋のBAR&ギャラリーを会場に作品・作家への独断も交えたレクチャー(解説)とミニシアター級の大画面のDVD映像で演劇とダンスを楽しんでもらおうというレクチャー&映像上映会セミネール。今回は京都に本拠を置きながら海外、日本各地での活動を続けるダンスカンパニー「Monochrome circus」の坂本公成氏をゲストに2010年の瀬戸内国際芸術祭で話題となった直島の本村をまるごと劇場化するサイトスペシフィックなダンス・パフォーマンス「直島劇場」*1の映像を本人の解説のもと本格的に紹介。さらに最近のgrafとの共同制作作品や2011年ダンスベストアクトに選んだ「ENSEMBLE」など最新の舞台成果を紹介します。坂本公成が自ら語る作品の「舞台裏」。どうぞ参加ください。

Monochrome Circus(モノクロームサーカス)
京都を拠点に活躍するコンテンポラリーダンス・カンパニー。
1990年に設立。主宰坂本公成
「身体をめぐる/との対話」をテーマに国内外で活動を続ける。
『掌編ダンス集』と銘打つ大小の作品群7作品をはじめ、海外振付家による2作品、
上演回数約300回となるアウトリーチ的プロジェクト『収穫祭シリーズ』や坂本と異なるジェネレーションと背景を持つ人々が舞台上で出会う『旅の道連れ』、
Dumb Typeの照明家藤本隆行とのLED照明を軸にしたコラボレーション『Refined Colors』や『LOST』など現在13のレパートリー作品を維持する。

コンタクト・インプロヴィゼーション―交感する身体 (Art Edge)

コンタクト・インプロヴィゼーション―交感する身体 (Art Edge)

  • 作者: シンシア・J.ノヴァック,Synthia J. Novack,立木 アキ子,菊池淳子
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 単行本
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下北沢通信日記風雑記帳から

 2001年3月25日 東山ダンスミニシアター、Bプログラム(1 時〜)を観劇。
 この日のメインの目的は横浜に出演していながら見逃したMonochrome Circusがどんな傾向の舞台を作っている集団なのかというのを見てみたいということであった。その意味ではこの日「収穫祭2001」という舞台を見てその目的は半分達成されたが、半分はまだ達成されなかった。というのはこの日舞台を見てそれから舞台の後、この集団を主宰する坂本公成に話を聞いてはっきりしたのだが、Monochrome Circusは全く方向性の異なる2つの活動を行っていることが分かったからである。そのうちの1つがこの日、上演された「収穫祭」という公演でこれは東京のダンスカンパニーの多くが志向しているような独立した作品(コンサートピース)というわけではなくて、「出前パフォーマンス」というコンセプトで、楽器の生演奏やそれに合わせて踊られるダンスの小品、今回は登場しなかったが、詩の朗読といったパフォーマンスを携えて、劇場以外のいろんなところに出掛けて行う公演であって、その中には重要は要素としてダンスも含まれるのだが、ダンスにしても演奏にしても作品と練り上げられた完成度の高い作品というよりはその場に居あわせた人々を巻き込みながら、対話的に展開される出し物という感じが強く、それは動きに関してはフリーインプロビゼーションのような即興ではないのだけど、シンプルで即興的に作られたという印象が強いものだからである。
 この日は完全にダンスを見にきた観客を前にした舞台であったため、やや硬い感じもしてどちらかというとやりにくそうな雰囲気もあったのだが、音楽にしても生のギターとピアニカ演奏を主体とするというきわめて簡素なものでこういうこと言いだすと年がばれるが、政治的な主張とかを別にすれば60年代フォークの活動形態と近いという感じがあるのだ(笑い)。この集団のやる音楽の曲想というのがけっして現代風のものでなくどこか懐かしい感じがするものであることもそういう連想を呼ぶ理由の1つとしてあるのだけれど。
 そのフォーク文化の発祥の地のひとつであった京都にいまこういう活動をやっている集団が存在しているのにはある意味、因縁めいたものを感じ、そこに私なんかは「京都の匂い」を感じ取るのだが、そういう年よりの繰り言はひとまず置いておこう(笑い)。
 こういう感じというのはとかくハイセンスのみを競いあう東京などではダサイと見られがちで下手をすると猫ニャーや大人計画が時折悪意とともに描くある種のボランティアグループのように揶揄の対象にされてしまいがちなのだが、Monochrome Circusがそうかというとダンスにしても音楽にしても素朴を前面に出しながらも、ダンスにしても現代ダンスの流れというものをその視野に捉えているし、音楽にしても日本風な懐かしさがありながらどこか民族音楽の換骨奪胎を感じさせるようなところもあってけっこう一筋なわではいかないのだ。このダさカッコイイ微妙な線を狙ってきているところもいかにも「京都的」でいやらしいのだ。

 さて最初に方向性の異なる2つの活動と言ったのはMonochrome Circusは「収穫祭」の活動だけをやっているわけではなくて、それとは並行してちゃんと劇場向けのコンサートピースとしての作品も作っているからで、そちらの方は「収穫祭」などとは全然違って、映像や照明効果などもふんだんに使って、コンタクト系の激しい動きをする舞台であるらしいのだが、この日はゲストのダンサーにより、そうした作品のさわりを少しだけ見せてはくれたのだが、それだけではちょっと全貌が分かった気にはなれなかった。

 実はMonochrome Circusは8年ぐらい前に京都の無門館(現・アトリエ劇研)で公演を見たことがあるのだが、その時にはダムタイプをしょぼくしたようなマルチメディアパフォーマンスをやっていた記憶が残っている。さすがに今回見てみるとまったく別の集団という印象で、ちょっとこの集団にはしばらく注目していきたいと思った。

「直島劇場」について坂本さんにお話をお聞きする前にまず2つのことについて前もって説明しておきたいと思います。まず1つ目はコンタクトインプロビゼーションです。これは接触即興とも呼ばれるダンスの技法で1960年代後半にアメリカで誕生しました。Monochrome Circusの活動を説明するためにはまずこのコンタクトインプロというのがどういうものかを知っていると理解が早いと思います。もちろん、コンタクトインプロというのは2人以上のパフォーマーが体重を預け合って、即興的な動きを繰り返していくというダンス技法で、この技法が「直島劇場」もそうですし、Monochrome Circus作品のなかで多用されている。それはそうなのですが、実はそれだけではありません。コンタクトインプロというのは特にアメリカではダンスの技法を超えて、コンタクトジャムといったセッションを通じて人々のコミュニケーションを促進していくツールとして、あるいはひとつの運動体として存在しているという意味で、ひとつの文化(カルチャー)でもあるのです。


CIMJ(「場所とコンタクト」)

スティーブ・パクストン

小沢剛


中ハシ克シゲ
http://ontheday.blogspot.com/
トリのマーク
http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/20040722

変容し続けるパフォーマンスに注目/「Refined Colors」Dance Performance
http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/00000210
Monochrome Circus+藤本隆行「Refined Colors」
http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/10010930
Monochrome circus「The Passing 01-03」
http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/00000205
ディディエ・テロン+Monochrome Circus
http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/20060525
Monochrome Circus(モノクロームサーカス)「旅の道連れ」@滋賀会館
http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/20080224
Monochrome Circus×じゅんじゅん「D_E_S_K」@京都アトリエ劇研
http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/20090710
坂本公成+森裕子インタビュー
http://www.log-osaka.jp/people/vol.74/ppl_vol74.html
坂本公成インタビュー 
http://www.log-osaka.jp/article/index.html?aid=219
TALK TROPE 4.24.sun @graf 04/24/11
http://www.ustream.tv/recorded/14244676
ENSEMBLE_PV.mov

大収穫祭in仙台

Contact Improvisation







サイトスペシフィックアート



 
【日時】2012年2月14日(火)7時半〜 【場所】〔FINNEGANS WAKE〕1+1 にて 【料金】¥1500[1ドリンク付]
※[予約優先]  定員20人ほどのスペースなので、出来るだけ予約をお願い致します。当日飛び込みも満席でなければ可能ですが、+300円となります。なお、満席の場合お断りすることもあります。
【予約・お問い合わせ】
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●(電話での予約・問い合わせ) 06-6251-9988 PM8:00〜 〔FINNEGANS WAKE]1+1 まで。 ▼web:fw1plus1.info  Bridge Gallery & Bar 〔FINNEGANS WAKE〕1+1 大阪市中央区東心斎橋1-6-31 リードプラザ心斎橋5F (東心斎橋、清水通り。南警察署2軒西へ)