これから観る舞台10月後半by中西理

森下真樹×束芋『錆から出た実』(構想・振付・出演/森下真樹 構想・美術/束芋
現代美術家束芋はバッドシェバカンパニーに映像作品を提供するなど以前からダンスに深い興味を抱いていたが、今回、生年月日、出生地、血液型、三姉妹という属性がすべて同じということから互いに興味を持ったダンサー・振付家の森下真樹とコラボレーションをすることになった。束芋は美術を担当するのにとどまらず構想段階から加わり、作品制作の全体にかかわる。ダンサーとして京都を拠点に活躍するダンスカンパニー『KIKIKIKIKIKI』主宰のきたまりと1990年生まれ新進気鋭のダンサー 川村美紀子も出演する。
10/24(木)〜27(日) こどもの城 青山円形劇場 4,500円  


ジャブジャブサーキット『月光カノン』(作・演出/はせひろいち)
10/24(木)〜27(日)  下北沢ザ・スズナリ 3,600円 
 群像会話劇のスタイルから次第にこの世界とひそかにつながる異世界の幻想を立ち上げていくのがはせ流会話劇の持ち味。今回はとある地方都市を舞台に引きこもりの青年と彼が脚本を書き下ろす劇団の仲間たちの交流を縦軸にそこに引き起こされる不可思議な出来事を描き出していく。ジャブジャブサーキットは岐阜を拠点として創設30周年を迎える実力派劇団。東京での知名度こそ青年団燐光群ほどではないが、実力ではひけをとらない。未見の東京の演劇ファンはぜひ一度見る価値あり。

快快『6畳間ソーキュート社会』(作・演出/北川陽子)
10/18(金)〜20(日) トーキョーワンダーサイト渋谷 2,500円
 主要メンバーの何人かが抜け作家の北川陽子が演出も担当する新たな体制となった快快。いわば再出発ともなる新作はトーキョーワンダーサイトTWS)渋谷にて開催されるサウンド・フェスティバル「トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバル」のパフォーマンスとして上演される。新体制での方向性はどんなものになるんだろうかを占う注目の公演。
 

青年団大阪大学ロボット演劇プロジェクト『三人姉妹』(作・演出/平田オリザ
10/18(金)〜20(月・祝)  新国立劇場 4,000円
 モスクワ公演でも大評判となった平田オリザのアンドロイド演劇版「三人姉妹」の凱旋上演。アンドロイド演劇が単なる見世物ではないんだということを自ら証明して見せた平田近年の代表作品で、どうやら前売りは完売状態のようだが、もし見たことがない人がいれば当日券狙いの価値はあり。
 

中西理