ニュートラル「ふしぎのとも」

ニュートラル「ふしぎのとも」大阪市芸術創造館で観劇。
 1990年代後半の関西演劇を代表する存在であった演劇ユニット、ニュートラルの活動休止期間をへての復活公演。基本的にミニマルで削ぎ尾としたような表現で会話劇を基調にしたスタイルを取っていたニュートラルがいきなりスタイルを一変していて、びっくりさせられた。いきなり、舞台の後方から目つぶしのような派手な色付きの照明、手前ではちょっとぎごちないものの西田政彦、坂口修二の2人がダンスを踊っているし、思わずキャラメルボックスかと突っ込みを入れそうになった衝撃的な冒頭部分から、メタシアター、夢の世界との入れ子の構造と派手な演劇的趣向がてんこもり。いったいどうしてしまったんだと思わされたわけだが、後半に向けての落とし方はやはり大沢秋生の世界でひと安心。第2期ニュートラルのスタートとなったこの舞台。呆気に取られたところもあったけれど完成度の高さはさすがの手だれの手腕を感じさせられた。
 いい役者が集まっただけあって見どころの多い舞台。時間に都合のつく人は必見です。