トリのマーク「ブルキノがいるのは六階」

 トリのマーク「ブルキノがいるのは六階」(3時〜、大塚@JAMHOUSE)、げんこつ団「ルール」(7時〜、下北沢駅前劇場)を観劇。
 トリのマーク「ブルキノがいるのは六階」の感想。
 前回公演ではずいぶん厳しい感想を書いたが今回はなかなか面白かった。今回の公演場所はなんと普通の会社の事務所であり、休みの日にそこを1日だけ借りて公演会場として使った。物語の進行に従い部屋を移動していくという趣向は今はなきストライプハウス美術館で以前に見た公演に似ているなと思い、それがなにだったかが思い出せなかったので「下北沢通信http://member.nifty.ne.jp/simokitazawa/index.html」のサイト」内検索で調べてみるとなんとそれがこの「ギロンと探偵」シリーズの第1作の「庭園の探偵」なのであった。(http://member.nifty.ne.jp/simokitazawa/new-1.htmlの6月6日を参照)。劇場以外の空間であることの魅力などもあるけれど、今回が面白かったのは「ブルキノ」という定義づけられない言葉がなんの説明もなく突然出てきて、それがあーでもないこうでもないと登場人物によって話されること(そして、それが互いに矛盾していること)で、いろんなイメージが喚起される構造にあると思った。そっとも、30分〜40分という短い上演時間のせいもあるし、シリーズだという制約もあって、100年前に埋められた庭から掘り出されたらしいお嬢さんとか探偵と戦うことのなる青い目の巨人(いずれも「庭園の探偵」)のような壮大なイメージの広がりにはつながっていかない、というか、つながっていけないという不満はやはりある。
このシリーズは12月の都内某所の公園で行うというオリエンテーリング公演でひとまず終わりということなのだが、私の方でもこのシリーズはしばらくはいいじゃないのという感じなのである。

2002/06/01 蛇腹 駅前劇場
2002/11/23 G 駅前劇場