「6人の作家/articulation2004」

 「6人の作家/articulation2004」(アートコートギャラリー*1)を見る。
 今井祝雄、植松奎二、河崎晃一、倉貫徹、藤本由紀夫、百瀬寿の6作家が参加した展覧会。この中では様々な事情で未完に終わったJR新大阪駅前のパブリックアート「タイムストーンズ400」への思いを作品にした今井祝雄の「堆肥ー未完のモニュメントから」(印刷物、フェンス/288×682×h69cm/2004)が面白く、さらに詳しい背景が知りたくなり、会場で販売されていた著書「未完のモニュメント―まちのアートは誰のもの?」*2ISBN:4434046047 を購入した。トリのマークの公演で里山のあちこちに配置されたパブリックアートを見て、越後妻有のトリエンナーレも企画自体は素晴らしいのだけれど、次回で最後になるというトリエンナーレが終わった後が問題でそれはどうなるんだろうなどいうことを考えて、普通の現代美術とは少し違うところのあるパブリックアートのあり方にも興味を抱きはじめていたところだったので、最初に作られた時から20年後に完成するはずだったこの「タイムストーン400」という作品が不況などさまざまな理由で頓挫したという話はきわめて象徴的な出来事だと思い興味を持った。