藤本由紀夫「美術館の遠足8/10」(西宮市大谷記念美術館)を見る。
 毎年1回この時期に開催されている1日だけの藤本由紀夫の個展である。これまで藤本の作品はギャラリーなどでは何度も見たことがあったが、それは小さな作品である場合が多くて、あまりピンとこなかったのだが、今回この「美術館の遠足8/10」を見て初めて、美術家としての全貌が分かった気がした。面白いし、これだけの規模のものを毎年開いているというのはやはり現代美術家として関西トップの実力者だということが一目瞭然で分かる。
 私もおおいに楽しんだのだが、びっくりしたのは会場に親子連れの姿がけっこう目立ち、これが皆この展覧会を楽しんでいたことだ。こういうのは現代美術というジャンルにおいては稀有なことではないかと思う。