「GEKKEN dance selection」

「GEKKEN dance selection」(京都アトリエ劇研)を観劇。

ポポル・ヴフ「飛行機」
[出演]原和代・下津浦瑞希[構成・演出]徳毛洋子[振付]ポポル・ヴフ[音楽]舩橋陽[衣裳]佐藤絵美
福岡まな実「いかないで兄さん」
[出演・振付]福岡まな実
j.a.m.Dance Theatre「サボイ」
[出演]森井淳・久万田はるみ[振付・構成・演出]相原マユコ[美術]スエモトタモツ
双子の未亡人プロジェクト「オランダ(坂)」
[出演・振付・演出]佐伯有香・荻野ちよ[映像協力]石山青空
schatzkammer「牛革の手帳」
[出演]夏目美和子・松本芽紅見[作・演出]schatzkammer
[振付]schatzkammer・松本芽紅見

 福岡まな実「いかないで兄さん」がよかった。「いかないで兄さん」は以前にアートシアターdBで上演した作品*1だが、よりいっそう本人のいっちゃったような怖さが際立ち、まさにホラー系ダンス(笑い)。伴奏音楽をいっさい使わず無音のなかで、激しくステップを踏んでいくのだが、これがなんともいえぬ迫力でただものじゃない感が漂い、普段の大人しそうな様子から豹変するさまはパフォーマーとして一皮剥けた感あり。作品としては凄みが増した分だけ、前回公演では時折感じたコミカルな部分などはそぎ落とされたため、若干、一本調子なところもあり、工夫の余地ありではあるが、身体のあり方として舞踏を基礎としながらも、舞踏ではあまり見たことがないような足踏みダンスにはムーブメントの点からも本人のキャラの立て方にも彼女だけのものを確かに持っているという独自性を感じとることができた。