「ローレライ」

映画「ローレライ樋口真嗣監督)を見る。
 映画を見た後でパンフを読むまで、福井晴敏の小説「終戦のローレライ」を原作として映画化したのだと勘違いしていたのだけれど、原案があってそれを小説化、映画化という同時進行のプロジェクトだったのですね。映画がどうかというと悪くないんだけれど、小説がものすごくよかっただけに積極的にはほめにくいという感じ。映画の尺では無理なんだろうけれど、小説ではナチスドイツの秘密兵器ローレライの謎という部分で前半を引っ張っていて、ここの部分があるから後半が生きるというところがあったので、この正体がすぐに判明してしまうのは物語から深みを奪っている感がある。この映画を見に行こうと思っていてまだ小説を読んでいない人は絶対に小説を読んだ後で行くべきだろう。そうでないともったいない。ただ、原作読んでいない人がこの映画についてどう思うのかというのはちょっと見当がつきかねるところがある。どうなんだろうか。