コンフェデ杯1次リーグ ブラジル代表VS日本代表

 ブラジル2−2日本
 カカ、ロビーニョロナウジーニョアドリアーノと攻撃のタレントを揃えたブラジル代表と引き分け。本気のブラジル代表と渡り合い試合らしい試合をしたという意味で今後の代表のメルクマールとなる試合となるかもしれない。日本開催のコンフェデの際のほとんどブラジル代表とは言いがたいメンバーと引き分けたということはあっても、あの試合は両者とも引き分ければ1次リーグ突破という局面での試合であり、今回のようなガチンコの試合とはいえない状況。今回ももちろん途中からブラジル代表は攻めには出ずボールをキープしながら時間をつぶすことに主眼を置いた試合運びでもあり、この引き分けを持ってブラジルと対等に渡りあったというのには無理があるが、ブラジル代表は日本にとってこれまでどうにもならない相手のひとつで、ギリシアのように完敗していてもおかしくないところを試合の終盤の攻勢で同点に追いつき、さらに最後のシュートが決まれば逆転というところまで追い込んだということには今後のマッチメークを考えても大きな引き分けだったのではないか。
 ただ、もちろんこれは両者対等な立場のトーナメントではなく、日本の1次リーグ突破のためには勝利が必要。これを達成できなかったということも事実。日本代表は明らかにアジア予選の時とは一段階レベルの違うチームに変貌しつつある。それだけに今回のコンフェデがこれで終わりで、もう1試合をともにこれまでの対戦では完敗に終わっているドイツ、アルゼンチンとできなかったというのは、試合をしていればどうなっただろうかを想像するときわめて残念なことだった。
 来年のW杯で確実に1次リーグを突破するためにはもう一段の化学変化が必要かもしれない。個人的にはそれを小野の復活に求めたい。復活した小野がボランチの位置に座り、トップ下の中田英、中村と高いレベルのシンクロを開始した時に初めてどのチームと対戦しても引けを取らないチームになるのじゃないかという期待があるからだ。