ジャブジャブサーキット「成層圏まで徒歩6分」

ジャブジャブサーキット「成層圏まで徒歩6分」(ウイングフィールド)を観劇。
 昨年秋の「しずかなごはん」*1に続いてのはせひろいちの新作である。死とはなにかというのは生きている人間にとっては永遠の問題であり、代表作といえる「非常怪談」をはじめとして、この問題にこれまでもはせはたびたび取り組んできたのだけれど、この「成層圏まで徒歩6分」もひとりの死者を巡る物語ということができるだろう。
 とある地方都市。そこには地元の観光名所にもなっていた民間天文台があり、それに隣接するレストラン「成層軒」のテラスが今回の舞台で、そこには天文台饅頭を納入している和菓子屋の主人や近所に住む童話作家、学生などが出入りして、天文台の今後がどうなるのかについての相談をしている。この天文台の主であった森迫氏(作中では大先生と呼ばれている)が最近亡くなり、その存続が危ぶまれているからだ。(続く)