西尾美也+西尾あかね+末むつみ「Standart Show 2005」

西尾美也+西尾あかね+末むつみ「Standart Show 2005」(ファーブル芸術事務所*1)を見る。
 勤務先(天満橋)からそれほど遠いというわけではないのだけれど、放出という滅多に降りない駅の近くにあるせいで、これまでぴあの美術情報などを見て気にはなってはいたのだが、まだ行ったことがなかったギャラリー「ファーブル芸術事務所」に初めて出掛けた。
 今回の3人の作家のうち、西尾美也と西尾あかねの2人には少しだけ接点があって、西尾美也(よしなり)は昨年の「東京コンペ」の美術部門ではなくて、パフォーマンス部門に応募してきたパフォーマンスを見たことがある。同姓同名かもとも思っていたのだが、どうやら同じ人だということで、しかも名前(ミヤだと思っていた)から女性だと勘違いしていたのが、男性であることが分かった。
 現代美術だとはいうが、この人の作品はすべて衣装ないしは衣装にまつわるもの。今回出品された作品は白いTシャツにメッセージが印刷されたもので、白い布に黒の活字ロゴでデザインされた文字が印刷されているからイチハラヒロコを連想させるようなところが、少しあるのだが、コンセプトはまったく違っていて、ワークショップを通じて、参加者それぞれが自分の衣装にまつわるエピソードを提出してきたものをメッセージ化してTシャツに仕立てたものらしい。
 西尾あかねは以前にシティギャラリーで個展していた時に偶然見にいって、どうやって作品を作ったのを聞いたことがあるのだが、その時に記帳してきたせいか、その後で広島での個展の案内が自宅まで送付されてきて、「広島じゃいけないよ」と思っていた矢先にこの展覧会をぴあで知ったという経緯があった。その時の作品は最初に写真を撮って、それをプリントしたものをさらに拡大コピーをして、それを張り合わせて1枚の絵に見えるような作品に仕立てあげたもので手法こそ単純ともいえるが、それがちょっと面白い効果を出していたので記憶に残っていた。
 そういうわけでどうも広島在住の作家みたいなのだが、ギャラリーの人と話をしてて、ちょうど広島だというので、横浜トリエンナーレの話題から身体表現サークルの話になったら、どうもこの人、地元で身体表現サークルを手伝っていたことがある人らしいというのを聞いて、世間は広いようで狭いとびっくり。
 ファーブル芸術事務所では来年初めの末むつみを皮切りに来年中に今回参加した3人のアーティストの個展を予定しているということらしく、ちょっと楽しみなのである。