岸田賞最終候補作品が決定

 第50回岸田國士戯曲賞最終候補作品が決定した。

岩崎正裕『音楽劇 JAPANESE IDIOT』(上演台本)
小里 清『アルバートを探せ』(上演台本)
佃 典彦『ぬけがら』(上演台本)
長塚圭史『LAST SHOW ラストショウ』(上演台本)
東 憲司『風来坊雷神屋敷』(上演台本)
前田司郎『キャベツの類』(上演台本)
三浦大輔『愛の渦』(上演台本)
本谷有希子乱暴と待機』(上演台本)

(作者五十音順、敬称略)

[選考委員] 井上ひさし岩松了鴻上尚史 坂手洋二・永井愛・野田秀樹宮沢章夫

 昨年(というか今年か)の岡田利規に引き続き、今年の個人的な注目は三浦大輔ポツドール)と前田司郎(五反田団)。なかでも、三浦大輔の「愛の渦」*1は劇評サイトWonderlandの「振り返る 私の2005」*2で今年のベストアクトに選んだばかりなので個人的にはイチオシなのだが、昨年の岡田同様に審査員にこれを選ぶ勇気があるかどうか。
 関西からは岩崎正裕(劇団太陽族)だが、昔に「ここからは遠い国」で受賞できなかったのがなんとも……。今回候補となった「音楽劇 JAPANESE IDIOT」が脚本としてどうかというと私としてはおおいに疑問が残るところで、岸田戯曲賞をとってしかるべき実力の持ち主だが、この作品では積極的に応援しかねるというところだ。
 世間的には今年も長塚圭史を中心にということになるのだろうな。