2005年ダンスベストアクト

 今年も遅れてしまったが、私個人の2005年ダンスベストアクト*1を掲載することにしたい。

2005年ダンスベストアクト
1,ヤザキタケシ&アローダンスコミュニケーション「ブルータイム」(伊丹アイホール
2,KIKIKIKIKIKI「プロポーズ」(京都造形大学studio21)
3,黒田育世+松本JIRO「モニカモニカvol.2」(アートシアターdB「踊りに行くぜ!!」in大阪)
4,KATHYgraf「炎のメリーゴーランド」(横浜BankART
5,珍しいキノコ舞踊団「家まで歩いてく。」(さいたま芸術劇場)
6、坂本公成モノクローム・サーカス)+藤本隆行ダムタイプ)「Refined Colours」(京都造形大学studio21)
7,CRUSTACEA「GARDEN」(HEPHALL)
8,千日前青空ダンス倶楽部「夏の器 総集編」(アートシアターdB)
9,砂連尾理+寺田みさこ「loves me ,loves me not」(シアタートラム)
10,ホナガヨウコ「アメニカ」(アートシアターdB「踊りに行くぜ!!」in大阪)
次点、山下残「船乗りたち」(京都芸術センター)

 トヨタコリオグラフィアワードで砂連尾理+寺田みさこ、東野祥子、隅地茉歩が相次ぎ受賞をしたり最近とみに注目を集めつつある関西コンテンポラリーダンスシーンだが、そのなかの第一人者がヤザキタケシであることは動かないと思っている。ただ、ヤザキの場合、海外(フランス)での公演に比べて国内での本格的な舞台が極端に少ないので、その作品の全貌を実際に目にできるチャンスがなかなかないのは残念なことであった。
 その意味でひさびさに上演された新作「ブルータイム」はヤザキの健在ぶりを充分すぎるほどに示してくれた作品で、この作品は私にとっては別格ともいっていい今年のベストであった。2003年11月にパリ国立ダンスセンターとパリ日本文化会館の共同制作によりパリで初演された作品でその時の上演も現地で見ているのだが、その時の未完成な印象とは一変して、3人のダンサーそれぞれの個性がよく生かされた、とても見ごたえのある作品に仕上がっていた。
 舞台には畳大の莚(むしろ)が4つ吊るされていて、その後ろに裸電球がそれぞれ1つずつ。これが照明の具合により、後ろの人が影になったり、前にでてきた人もシルエットになったりと効果的に空間構成に利用される。

*1:2004年ダンスベストアクトはhttp://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/20050119