むっちりみえっぱり「明日からは粉がある」

むっちりみえっぱり「明日からは粉がある」(五反田・アトリエヘリコプター)を観劇。
 過去の公演がいつあったかなと気になり調べてみると「地肌すぐ」@ アトリエMODE(1999/09)、「インディアナポリス」@竜の湯二階宴会場(2000/05)、「その男 浮く」@ 王子小劇場 (2002/05)でこの他にロリータ男爵との合同公演「嫁ぶるえ」@ザムザ阿佐ヶ谷(2000/12)があったはず。いずれもこのウェブログを始めるよりずいぶん前の話で、ホームページはあったけれども、ほとんど更新されることもなく、もう事実上解散したんだという話を間接的に耳にしていたこともあり前回の公演から4年もたっての突然の復活にびっくりさせられた。
 オリジナルメンバー6人(江川瑠衣、古谷充子、山本由佳、樋口徳子、吉田麻生、佐藤沙恵)のうち、今回出演していたのは(江川、古谷、山本、吉田)の4人。もっとも、今回は出演していない佐藤沙恵も受付には顔を見せていたから、樋口徳子を除くすべてのメンバーが顔をそろえたことになる。もともと、この劇団はMODEの松本修のところにいたことのある(あるいはワークショップかなにかのメンバーだったかも)若い女優による集まりだったから今回の公演もちょっと同窓会っぽいノリがあったのだろうか。このほかに、会場となったアトリエヘリコプターを本拠地とする五反田団から2人の女優(望月志津子、中川幸子)と劇団員ではないが常連組の黒田大輔[THE SHAMPOOO HAT]が加わった。
 表題の「明日からは粉がある」がいったいどんな意味なんだろうと気になったのだが、今回はパン屋の話なのであった。女の子たちが集まってきて、とりとめもない話をしつつ話が途切れたら場面転換するというこの劇団特有のいい加減な作劇術(ドラマツルギー)は今回も健在。
 その世界は4年が経過してもまったく成熟するということはなく、しょうがないなと思わず笑ってしまうしかない脱力感もそのまま。むしろ、今回はさしたる理由もなく、コケシが舞台に登場して、作中人物として普通に存在して、最後にはコケシ対パン屋の戦いになるというなんとも意味不明でシュールな展開にそのいい加減度はより一層パワーアップした感があった。