Yoshitomo Nara+graf「home」展

Yoshitomo Nara(奈良美智)+graf「home」展」graf media gm)を見る。
 この日が展覧会の最終日。なんとか、見るだけは見なくちゃと思い、ダンス公演の前に慌しく、大枚をはたいて往復タクシーに乗り、駆けつけた。なんとか、見ることができたのだけれど、先ほど外出先から戻ってきてパソコンを覗くと、grafからお知らせのメールが届いていた。Yoshitomo Nara+graf 「home」展1週間会期延長@ graf media gm 当初の会期終了予定の2月5日(日)から1週間会期を延ばし、2月12日(日)まで開催となりました。延長した期間は「A to Z week」と題しこれまでのA to Zプロジェクトの遍歴を日替わり映 像・スライドショーでご覧いただけます……おいおい……まじかよ(笑い)。
 仕方ない。この日は落ち着いて見られなかったんでなんとか時間を作ってもう一度見に行こう。
 奈良美智grafの共同製作による展示(インスタレーション)はgraf media gmで過去2回、横浜トリエンナーレでも見ているので、これが4回目になる。この夏にはいままで製作したものを一堂に集め、さらにいくつか新作も加えて、奈良の地元である青森県弘前市で大規模な展覧会「A to Z 」が開催される。今回の展示もそれに向けての一里塚ということになる。
 過去の展覧会をいくつか見ていて、しかも横浜でのより規模の大きい展示を見たばかりなので、若干同工異曲の匂いがただようのはいたしかたない。そういう意味で最初にgrafで「S.M.L」*1を見せられた時のインパクトはすでにないといえるが、それでも見ていて楽しいことは楽しい。
 今回は全体として3つの部屋(そのほかに窓の外や小部屋も)に区切られていて、手前の部屋は壁に今回のために募集して集められた小さなぬいぐるみがびっしり。向かって右側に少女の絵を描いた(といっても奈良の場合、識別の標識にもなりえないが)少し大きめのドローイングが展示されている。部屋の入り口を左手に曲がって、左手に小部屋があり、ここには上半身部分の子犬の立体造形(かなり大きめ)が、左手奥の窓の外にも犬がいるが、これは横浜で部屋の下を覗き込めるようにした時にいた犬たちと同じものかも。
 正面奥にはまた2つの部屋があって、そのうち右側がこれでは分かりにくいとは思うけれど、写真で撮影した仕事部屋を再現したような部屋。この部分は以前に「S.M.L」で展示されたいた部屋と同工異曲という感じがしないでもないが、細々したものがいろいろ置いてあるほか、壁には新作と思われるドローイングスケッチがいくつか。今回の新趣向はその向かいの小部屋。ここには9つのサイコロ形状の白いブロックが置いてあり、それぞれの面には奈良が白地に黒の線で絵を描いているのだが、これがサイコロの面をいろいろ合わせてみるとジグソーパズルのように(というのはちょっと大げさだが)合わさってひとつの絵になる仕掛けになっている。私は時間がなかったので、自分でやってみることはしなかったが、2人連れの女の子がああでもないこうでもないとやっていてけっこう楽しそう。これはサイコロ1つが一辺30−40センチとかなり大きなものだが、これなら小さくしてグッズとして売り出せばかなり売れるだろうなと思った*2

*1:http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/20040128

*2:グッズコーナーは時間がなく見てないのでもうグッズになってるのかもしれない