ロマンチカPULP STRIPTEASE!!「PORN」

ロマンチカPULP STRIPTEASE!!*1「PORN」(スフィアメックス)を観劇。

 演出・美術・衣装:林巻子 音楽監督:飴屋法水 振付:横町慶子
 照明:岡野昌代[Picoler] 音響オペレーション:飴屋法水&浜里堅太郎
 映像制作:浅羽昌二 衣装製作:INFECTION COSTUME 西口あさみ
 演出助手:末永きみよ 舞台監督:海老沢栄
 フライヤーデザイン:田嶋吉信[RADIO]
 企画:ロマンチカ 製作:北川亮 プロデュース:湯山玲子
 出演:
 横町慶子、池田明結未、山田絵美子、佐藤奈々子、山岸幸子、野田賀洋子、神山文

 2002年の「LOVE PORTION」以来だからずいぶんひさしぶりのロマンチカである。横町慶子以外の個別認識ができなかったので完全にメンバーが入れ替わってしまったのかと思っていたのだがその時点での出演者が調べてみたら(横町慶子、来栖礼子、池田明結未、山田絵美子、佐藤奈々子、川崎充恵)だったから、過半数が残っている。いかに横町(そして、その前には原サチコ)以外は全然見てなかったってのがよく分かる(苦笑)。
 PULP STRIPTEASE!!ってのは扇情的なストリップというような意味なのだろうが、確かにエロいが、いやらしくないのはすべてが林巻子ならではの美学に支配されていて、一見ラフに見える場面でも計算されつくされた美意識を感じるからだろうか。
 ストリップティーズといってももろに胸や陰部を見せるような野暮なことは林はいっさいしないわけで、その代わりに舞台ではきわどいコスチュームプレイによるダンスシーンで最高のプロポーションを持つ女優(パフォーマー)たちがその肢体をあられもなくさらして、長くすらっとした手足やボディの曲線を存分に見せていく。きわめて、フェティッシュだが、そこには生々しい肉体的なものがあまり感じられない。ここで提示されるのは実際の生身の身体を介してではあっても、欲望を刺激して、妄想を起こさせるような記号性なのである。
 演劇ではなく、どちらかというとレビューといった類の舞台だから、ストーリーはないのだが、テキスト(といってもほとんどが映像とビジュアルだが)としてなぜだか大島渚の「マックス・モン・アムール」(1986年)が引用される。