本城直季写真展

本城直季写真展(equal)を見る。

small planet

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 堀江公園近くのギャラリーequal*1本城直季の写真展を見た。本物の風景をまるで模型のパノラマ写真のように撮るということで、最近話題になっている新進写真家の個展である。写真が面白かったので思わず会場で売られていた写真集も購入してしまった。
 いってみればコロンブスの卵のようなもので、すでにネット上でも似たような写真をこうしたら撮れるという風に公開しているサイトもあるらしいのだが、こういう風に撮ったらそう見えるのかという発見というのは、私たちが普段、2次元である写真をどのように見てそこに写ったものを認識しているのかとか、そういうことを認識するのはやはり脳なのだななどといろんなことを考えさせてくれるのが面白い。
 もっとも、そんな小難しいことを持ち出さなくても、単純に「面白い」という写真が多いのがこの人の写真の特徴なのであるが。海辺で木とトラックが写った写真とか、巨大な流水プールの写真とかは本当にどうみても作り物みたいで驚かされる。
 写真展は大阪では5月7日までやっているみたいなので興味のある人はぜひどうぞ。東京でもgood design company併設ギャラリーで5月12日まで、水戸芸術館の「クリテリウム展」(5月7日)にも出品されているみたいなので興味のある人はどうぞ。
 残念なのは会場となったequalが今回の展覧会を最後に閉鎖になってしまうこと。それほど足を運んだ回数が多かったわけではないが、「現代美術2等兵」を積極的に取り上げたり、大阪のギャラリーとしてはちょっとアウトサイダー的なところもあったけれどその分、異彩も放っていただけに惜しいと思う。ただ、運営していたメンバーは今後、拠点は特に持たないフリーランスの形で現代美術の展覧会の企画などは続けていくということみたいなので、そちらの今後には期待したい。