むっちりみえっぱり「表へどうぞ」 @五反田アトリエヘリコプター

むっちりみえっぱり「表へどうぞ」(五反田アトリエヘリコプター)を観劇。

出演
江川瑠衣 佐藤沙恵 樋口徳子
古谷充子 山本由佳 吉田麻生
望月志津子(五反田団) 齊藤庸介 

東京都にあるのになぜか「千葉の島」という離島の物語……だというのだけれど、なぜか出てくるシーンがほとんど千葉にあるのに東京の名を冠したあの有名なテーマパークのことばかり。どうしてなんだろうと調べてみると、手作りのしょぼい鳥たちがけっこう笑えた最初のシーンはこれ*1だったのか(笑い)。元ネタ知らないんで、意味がよく分からなかったんだが、この「魅惑のチキルーム」というアトラクションのパロディだったわけですね。だと、するとよくできていたかもしれない。逆にサイトで紹介されている動画で本物を後から見たら、思わず笑ってしまった。
 前回公演「明日からは粉がある」*2で4年ぶりに復活したむっちりみえっぱりが今回は前回出演はしていなかった佐藤沙恵、樋口徳子もキャストに戻り、オリジナルメンバー6人(江川瑠衣、古谷充子、山本由佳、樋口徳子、吉田麻生、佐藤沙恵)が勢ぞろいしての完全復活である。しかも、前回公演ではまだ最低限の筋立てらしいものがあったのだが、今回はメンバー全員の共同創作といったら言葉はいいけれど、その実態は自分たちのやりたいことをなんでもいいからてんこ盛りに盛り込んでシーンを作り、力尽きたらそこで場面が転換するという彼女らならではの創作技法が大爆発。だから、ストーリーを説明してくれといってもストーリーらしいストーリーがあったかどうかさえ、思い出せない(笑い)のだけれど、冒頭の鳥たちが天井から降りてきて、アフレコで話をする場面、それに引き続いてのトーテムポールを模したポリネシアっぽい舞台装置が踊りだすミュージカルシーン、オーディション場面での「七人の小人」、役者たちが身体に豆電球をいっぱいつけて出てくるエレクトリカルパレードと思わず笑ってしまうしかない場面が目白押し。芝居とか演劇とかそんなことではなくて、要するにむっちりみえっぱり版の「東京ディズニーランド」がやりたかったわけね、と思わず納得してしまうのだ。 しかし、「東京ディズニーランド」を芝居にするなどということは普通はあまり考え付かないのじゃないのだろうか。もっとも、彼女らの場合、いつも芝居の題材にするものは私の感覚からすると「え、なんでそれを」というものばかりで、その代表が蜷川幸雄の評伝劇をそのままやってしまうという「その男、浮く」だったわけだが(笑い)。
スペクタクルな演劇「大塩平八郎」の劇中劇もあったので、このアトリエヘリコプターでは無理かもしれないが、せっかく復活したので、いつかこの怪作の再演をしてもらいたいものなのだが。活動休止は実は蜷川サイドからの圧力からだった、などという話があると面白いのだが、そんなわきゃないか(笑い)  
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