ロックオペラ 「the who's Tommy」@シアタードラマシティ

ロックオペラthe who's Tommy」(シアタードラマシティ)を観劇。
 ミュージカル「TOMMY」といえばはるか昔に見たケン・ラッセル版の映画の印象が強いのだが、これはその時とイメージが全然違うのでどうしたんだろうと思って調べると日本版の前にブロードウエー版というのがあり、これはそれに基づいているみたいだ。
 演出を劇団☆新感線いのうえひでのりが担当していてキャストにしても劇団員の右近健一やいのうえ組常連のローリー、そしていまやミュージカル界の堂々たるスターでいのうえ演出は「SHIROH」で受けた経験のある中川晃教とそういう色彩が色濃いのだが、演出のプランについては元のブロードウエー版からどの程度を受け継いだのかが分からないので、この公演を見ただけでは安易に評価しかねるところがある。
 そうした条件のうえであえて言うと、舞台上の薄幕に映し出した映像を多用してスピーディーに展開した舞台に感心させられたし、その映像のタッチが60年代の匂いが濃厚にただようケン・ラッセルの映画とはまったく異なりCGやアニメーションを多用したカラフルかつポップなもので、これがすべてオリジナルであるのであれば映像にクレジットされている上田大樹という人、相当な才能だと思った。
 ネット上で劇団☆新感線の公演だから、などとの表現が散見されたが確かに「いのうえ組」の存在はイメージとして大きいが、どちらかというと見ての印象からいえばこれは中川晃教の存在があっての企画じゃないかと思った。ロックミュージカル(オペラ)ではあるし、原曲を作曲した英国のバンド、THE WHOへのオマージュはいのうえにはあるとは思うが、やはり時代が時代ではあるし、話自体が古めかしいことは否定できない。
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