遊劇体「夜叉ケ池」@ウイングフィールド

遊劇体「夜叉ケ池」(ウイングフィールド)を観劇。

■演出・キタモトマサヤ
■出演:大熊ねこ、菊谷高広、坂本正巳、こやまあい、村尾オサム、猪野明咲、キタモトマサヤ、条あけみ(あみゅーず・とらいあんぐる)、南田吉信(大阪新撰組)、河本久和(空の驛舎)、小室千恵、西岡奈美、鶴丸絵梨、齊藤力丸、渋田侑吾、八木繁幸

「夜叉ヶ池」

1913年「演芸倶楽部」に発表。1917年本郷座にて初演。
その昔、竜神が自らの力を夜叉ヶ池に封じ込めることを約束した。そのとき竜神は、村人たちに日に三度鐘を撞(つ)いてその約束を思い出させれば、決して約束は破らないと誓った。萩原晃は、村の娘・百合とともに、鐘を撞きつづける。晃を探しにやってきた山沢学円はその伝説を理解するのだが、竜神との約束さえ忘れた村人たちには晃夫婦が理解できない。やがて、日照りに悩む村人たちは、雨乞いの生贄として百合を要求してきた。
伝説をめぐって、幻想と現実が巧みに溶けあわされた、鏡花オリジナル戯曲中、最も頻繁に上演されつづける傑作。


泉鏡花(1873-1939)
小説家・劇作家。1891年、尾崎紅葉に弟子入りし小説家となる。独特の文体と妖美で幻想性に満ちた作風で、他に類を見ない魔術的な作品群を生み出した。
代表作「高野聖」「草迷宮」「春昼」、戯曲では「夜叉ヶ池」など。