ババロワーズ「ピーーース!!!」@シアトリカル應典院

ババロワーズ「ピーーース!!!」(シアトリカル應典院)を観劇。

出演
向田倫子 高橋恵美子 宮脇玲香 長滝安希
藤原タケシ 上田蜜柑 高瀬和彦
岩本由佳理  木下なると 安坂英治
宇仁菅綾  一明一人(高級社)
さかいしんご(ATLAS)
川村伸彦(上新庄@ほーむシネマ)
加藤泰平(劇団妖怪ぬらりひょん
アサダタイキ(The Stone Age)
松尾葵(Frysis/Pin☆Blue)

 ババロワーズという劇団を見たのはこれが初めて。ただ、主宰であり今回も作・演出を務めた高瀬和彦の作品は前身である劇団プラトニックファミリイの時代には何度も見たことがあり、ババロワーズについても現在の劇団制をとる以前のババロワ時代には今はこの劇団のメンバーになっている元上海太郎舞踏公司の宮脇玲香(応仁康子)が客演するというので見に行ったことはあり、それ以来の観劇となった。
 現在はコントではなくて、ストーリーもちゃんとある演劇を志向しているという風に聞いたのだが、確かに物語はあることはあるが、作者の関心はほとんど笑わせることにあって、芝居としての設定はあまり重要ではないんじゃないかと思ってしまった。意図的にそうしてるんじゃないかという節もあるのだけれど、物語があまりにも単純化されすぎていて、ほとんどリアリティー(リアリズムという意味ではなく、説得力というかそういうこと)を持たない気がしたからだ。それに対して、ほとんどどうでもいいようなことまでも含めて、それぞれの登場人物のキャラ作りへ作者のこだわりには偏執的なものさえ感じさせられた。もっともこだわりはいいのだけれど、キャラのなかにはちょっとすべっているというか、おかしいんだかどうなんだかもはや微妙というものも散見させられて、ちょっと困惑させられたのも確かなのであった。
 嬉しかったのはいるかHotelを退団後、どうしているんだろうと思っていた宇仁菅綾が出演していて、ひさしぶりにその雄姿を見ることができたこと。宮脇もそうだが、本当に若いころから知っている役者が劇団を退団したりした後も芝居を続けているのを見ると嬉しくなってくる。