渡辺源四郎商店「ショウジさんの息子」@アトリエグリーンパーク

渡辺源四郎商店*1「ショウジさんの息子」(アトリエグリーンパーク)を観劇。

青森市郊外。ショウジは80歳。数年前、娘を亡くし、その後は50歳の娘婿との二人暮らしである。静かに過ぎていく毎日。今日はショウジの誕生日。父と子は、お互い相手のための贈りものを胸に秘め、いつものように、いつもよりちょっと贅沢な卓につくのであった……。 05年初演の『ケンちゃんの贈りもの』*2をベースに、新作としてリニューアル。
▼作・演出 畑澤聖悟
▼出演
工藤由佳子
高坂明生/葛西大志(劇団夢遊病社)<Wキャスト>
宮越昭司(劇団雪の会)
工藤静香 三上晴佳 山上由美子
ささきまこと 工藤良平
畑澤聖悟
▼スタッフ
音響:藤平美保子
照明:浅沼昌弘
舞台美術:山下昇平
装置:萱森由介
プロデュース:佐藤誠
ドラマターグ・演出助手:工藤千夏
宣伝美術:木村正幸
制作:渡辺源四郎商店
制作補:木村幸、西後知春

 畑澤聖悟が弘前劇場時代の2005年に上演し彼の代表作の1つともいえる「ケンちゃんの贈り物」を大幅に改稿し、渡辺源四郎商店の新たな拠点となる小劇場空間「スタジオグリーンパーク」(青森市)のこけら落としとして再演したのが「ショウジさんの息子」である。初演同様、あるいは3年の時をへているだけに初演以上に宮越昭司(劇団雪の会)の存在感が素晴らしい。なるほど、畑澤聖悟の脚本はなかなかよく書けたものではあるが、宮越以外のキャスティングであればこの舞台はまったく別モノとなって、これほどのリアリティーは持ちえなかったんじゃないかとと思う。その意味でワン・アンド・オンリーの舞台であったと思う。