居城純子個展「ひかりのかげ」@ギャラリーほそかわ

風景画にマスキングによる白い空白の部分を作り出したり、絵画を燃やしたりする行為によって、記憶の喪失や感情の反映を表現する居城純子。今回は郊外の夜の風景をモチーフに、光によって闇のなかに照らし出されたひとやものかげを記憶が落とす陰影が切り取ったオブジェのように描きだした。すべてが2007〜2008年制作の近作。夜の風景のなかにマスキングによる白い空白が浮かび上がるイメージはかなりシュールなもので、実際に絵が似ているわけではないのにどうしてかマグリットの「光の帝国」に似た印象がある。なぜだろうか。