コンテンポラリー・ダンス徹底ガイド講座(乗越たかお)@兵庫県立芸術文化センター中ホール

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 乗越氏とはかなり以前からの知り合いではあるけれど、最近はロビーなどで見かけてちらっと二言三言言葉を交わす程度であったので、ひさしぶりにまとまった話が聞けて有意義であった。新しい振付家・ダンサーなどの作品を見て、「これはどうなんだろう」という気分になったりした時に以前から「この人の意見をぜひ聞いてみたい」と思って、実際に聞いたりもしている知人が3人いて、そのひとりがこの乗越たかお氏なのだ。ついでにいえば残りの2人がバレエ評論家の門行人氏と桜井圭介氏なのだが、これは別に彼らが私と見方が似ているからというのではなくて、時として全然違う見方を示してくれるからでもある。
 さて、レクチャーはどうだったかというと、今回は本当に基礎編という感じだったのか、モダンダンスの歴史から説き起こしていって、1時間以上経過してもまだコンテンポラリーダンスに行きつかないのには少しはらはらさせられた(笑)。そういう意味ではそういうところは手だれというか、最終的にはうまく軟着陸してみせたけれど、個人的には「そこから先が聞きたい(見たい)」のだという気持ちにさせられた。どうやら、次回レクチャーの計画もあるようだから、それを期待しよう。しかし、改めて考えたのはあまりにも現代演劇やコンテンポラリーダンスが自明の前提となってしまっているから、このサイトなどではこれまで話題にすることをしないできたけれど、普通の人にはコンテンポラリーダンスを説明するのにはイザドラ・ダンカンあたりまで、歴史をさかのぼる必要があるのかということだ。これはちょっとした盲点だった。