「現代日本演劇・ダンスの系譜vol.12 ダンス編・ヤザキタケシ」セミネールin東心斎橋

VOL.12 [ヤザキタケシとムーブメントの魅力]

講師・中西理(演劇舞踊評論)
特別ゲスト・ヤザキタケシ(アローダンスコミュニケーション)


 東心斎橋のBAR&ギャラリーを会場に作品・作家への独断も交えたレクチャー(解説)とミニシアター級の大画面のDVD映像で演劇とダンスを楽しんでもらおうというセミネール「現代日本演劇・ダンスの系譜」の第12回の日時が決まりました。これまで第1回目のチェルフィッチュを皮切りに今もっとも注目の演劇・ダンスの集団(作家)を選んで紹介してきました。今回は12回目で第1期の最後のセミネールとなります。
 今回はヤザキタケシです。米国へのダンス留学からの帰国後、スーザン・バージュ率いる日仏共同のダンスプロジェクト「MATOMA」に参加、これをきっかけにコンテンポラリーダンスの世界に入り、その後もフランスを中心に海外でも作品を発表するなど、ダンサーとしてだけでなく振付家としても常に第一線で関西のダンス界をけん引してきたのがヤザキタケシです。ダンスコンペなどの影響で東京での知名度では彼を上回るダンサー・振付家もその後、出てきましたが、ダンサー・振付家としての総合力でいまでも彼はトップランナーだと考えています。
 さらにヤザキは関西におけるコンテンポラリーダンスの歴史を体現している存在でもあり、その経歴を詳細に紹介することは踊らないダンスが主流の最近の東京のダンスとはまったく別の成り立ち、傾向を持つ関西のダンスを再検証することにもなります。
 前回取り上げた上海太郎舞踏公司、スーザン・バージュ率いる日仏共同のダンスプロジェクト「MATOMA」、冬樹ダンスビジョンの3つの集団が初期の関西コンテンポラリーダンスを語るのに欠かせないと考えていますが、現実に舞台を見た人が少数派となってしまった現在では仕方がない面もありますが、昨今ではアートNPOの隆盛の陰で黙殺されている感もあります。今回の講義ではヤザキタケシがダンサーとして参加した「MATOMA」、冬樹ダンスビジョンなどについても映像を交えて簡単に振り返ってみたいと考えています。
 さらにダンスボックスのトリイホール時代に当時共同プロデューサーだった冬樹をはじめ、関西のコンテンポラリーダンサー、舞踏家らが勢ぞろいして沢田研二の名曲に合わせて舞い踊った伝説の公演「GUYS II」の映像も発掘されました。
 また、最近の作品ではパリを中心に活躍中のグラフィックアーティストであるアンジェラ・デタニコ&ラファエ ロ・ライン(いずれもブラジル)、アイルランドの音楽家、デニス・マクノリティー、ヤザキタケシと松本芽紅見のダンスという国際共同制作によりパリで滞在制作されたマルチメディアパフォーマンス「Weightless Days」(2008年サンパウロビエンナーレにも招へい)やパリ日本文化センターでの公演が好評であった「BlueTime」なども紹介する予定である。
「Weightless Days」

上映予定の主要映像

「MATOMA」スーザン・バージュ テレビインタビューと作品抜粋
冬樹ダンスビジョン「ガラスの時間」(長野まゆみ少年アリス」より)「JAPAN」
「GUYSII」ヤザキタケシ構成・演出
アローダンスコミュニケーション「Weightless Days」「BlueTime」など

【日時】2009年8月27日(木)p.m.7:30〜 
【場所】〔FINNEGANS WAKE〕1+1 にて
【料金】¥1500[1ドリンク付] (※学生¥1200・1ドリンク付)
※[予約優先]  定員20人ほどのスペースなので、予約をお願い致します。当日飛び込みも満席でなければ可能ですが、+300円となります。なお、満席の場合お断りすることもあります。特に今回については18日から私が海外(エジンバラ演劇祭)に行き留守になるため(予約は可能です) 、早めに予約していただけると有難いです。直前まで予約がない場合、旅先で手が打てないので中止を判断せざるえない可能性があります。
【予約・お問い合わせ】 ●メール fw1212+yoyaku.090827@gmail.com お名前 人数 お客様のE-MAIL お客様のTEL お客様の住所をご記入のうえ、 上記アドレスまでお申し込み下さい。
●(電話での予約・問い合わせ)
06-6251-9988 PM8:00〜 〔FINNEGANS WAKE]1+1 まで。
▼web:fw1plus1.info
Bridge Gallery & Bar 〔FINNEGANS WAKE〕1+1
大阪市中央区東心斎橋1-6-31 リードプラザ心斎橋5F
東心斎橋、清水通り。南警察署2軒西へ)

前回セミネール上海太郎舞踏公司の模様

 正式な告知は今回のセミネール終了後となりますが、アンケートをして得票が多かったチェルフィッチュ青年団ニブロールについては今後「セミネール・アンコール」を開催したいと考えています。日程調整はこれからで、いまのところ、あくまで予定ですが、チェルフィッチュ(9月30日)、青年団(10月22日か23日)を考えています。