「地域とつくる舞台」シリーズ・砂連尾理/塚原悠也(contact Gonzo)「SAALEKASHI」@伊丹アイホール

■共同ディレクション(構成・演出・振付) / 砂連尾理、塚原悠也
■出演 / 伊丹でのフィールド・ワークにより決定
■プロジェクト・メンバー / 稲垣宏、臼井沙代子、池田梓、追田茉紀、孔麻璃子、小林遥、小松詩乃、辻川萌実、花岡麻里名、 福塚まりえ、松田柚香里、山根海音、三ケ尻敬悟、加藤至、金井悠、ほか
■チケット /
一般:前売1,500円、当日2,000円、18歳以下:500円、小学生以下:無料
[自由席]
■チケット取扱 /
アイホール Tel.072-782-2000
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■お問い合わせ / アイホール Tel.072-782-2000

伊丹アイホールはコンタクトゴンゾ+砂連尾理。まあ、普通のダンスや演劇ではないだろうと予想していったらある意味わけのわからなさもゆるさも予想の通り。
 舞台芸術作品というよりはコンタクトゴンゾの展示、インスタレーションに近い質感。まあ、こういうまったりしただらしない感覚も全面的に否定すべきものでもないのであるが、有料の公演(つまりは興行)という形態になじむかどうかはかなりの疑問であった。つまり、少なくとも私の印象からすれば舞台作品としては評価しがたいような作品となっていた。
 ただ、出演している子供たちをはじめ、参加者は楽しそうで、来場している地元伊丹の一般市民(のように見えた人たち)も面白がってはいたようであるから、こういうことを企画してやったということ自体には意味はあったと思われたが、正直言ってまったくの部外者がアート作品ないし舞台芸術作品として鑑賞するにはちょっときついぞとの印象は最後までついて回った。
 出演者のなかに一見してコンタクトゴンゾともっとも接点がなさそうなバレエをやってると覚しき若い女性たちがかなりの人数おり、そのミスマッチ感がなんとも面白くはあったのだが、ワークショップなどで集めたとしても偶然ではなさそうと考えていたら、その子たちは砂連尾理が講師として教えている神戸女学院大学の舞踊専攻の学生たちだということが分かった。
舞踊専攻ができた後も注目して何度か卒業あるいは発表公演のようなものには行っていたのだが、同大学を率いる島崎徹がバレエの振付家であることもあって、これまではコンテンポラリーダンスの印象はあまり強くなかった。この日の作品ではそれほどそういう場面は目立たなかったが、今度は学生たちに振り付けた砂連尾作品というのも見てみたいという気にさせられた。