千日前青空ダンス倶楽部「アカイノノハナ 改訂版」@アートシアターdB神戸

振付・構成・演出/紅玉
出演/稲吉、小つる、かがり、柚子、胡桃、歓子、水鳥、楽子
題字/紫舟
助成/芸術文化振興基金  提携/ArtTheater dB 神戸

病院の中庭。春に咲き、夏になった今も立ち枯れた紅い花がある。
生殖の根源の切なさに降りていくこと・・・。
強い香りを発しながら、静かに腐乱していく、繰り返す幻覚と覚醒。

私たちは何時、眠ることができるのだろうか。

泣きたくなるほど静謐なエロスをジャン・マリー・プメイロルの絵画から、受け取りました。
その感覚を胎内感覚としてどのように表現できるのか。
川井ミカコの美術、オルガンの音楽と拮抗しながら、ダンサーとともにアプローチする作品です。

紅玉


2009年精華小劇場での初演時のレビュー*1で「千日前青空ダンス倶楽部は日本舞踏界の『モーニング娘。』だと最近あるところで口にしたことがある。もちろん、半分冗談なのだが、本気の部分もあって、その心はというと、どちらも『卒業』するのである」と」書いたばかりだったのだが、さらにここ数年このカンパニーを支えてきたメンバーから2人が「卒業」、今回のメンバーは出演した9人のうち6人が初めての参加で文字通り新生「千日前青空ダンス倶楽部」と言っていい陣容となった。
この公演の初演では正直言ってそれまで中心的な役割を果たしてきた福岡まな実が抜けたのは大きかったと書いたのだが、今回の場合さらに前回公演で主力だったあやめ(森本あやこ)、ぼたん()の2人が抜け、稲吉(文)、小つるの2人は残ったものの全体としてはまるで新人公演のような雰囲気。カンパニーあるいは作品としての完成度・熟成度はどう考えても低いと言わざるえない状態ではあったが、新人のなかには何人か見どころのある雰囲気を醸し出しているメンバーもあり、抜けたメンバーの不在を嘆くよりは新しいメンバーが今後どのように成長していくのかが楽しみな公演であった。
当日パンフの文章によればこの「アカイノノハナ」という作品はJean-Marie Poumeyrol (ジャン・マリー・プメイロル)という画家の作品のエロス性に触発されてできたものらしい。この画家についてはあまり詳しいことは知らなかったので少し調べてみるとここにその作品を紹介する動画を見つけた。
 

 確かにこういうイメージを基にして制作したのだとすれば今回のメンバーによるものはまだまだダンサー個々の身体が若すぎて、あるいは爛熟のようなものからは遠すぎて、健康な若さを超えるようなものではなかったのも確かかもしれない。わずかにこういう熟れたエロス的な魅惑を瞬間垣間見せたのは稲吉によるソロだけで、その意味ではオリジナルメンバーでもある彼女の存在感は一層重要になっている(というか、これがなかったらやはり今回は作品として成立してないと思われたかもしれない)。
 彼女の存在があったからこそ、経験の浅いダンサー3人による