「演劇の新潮流2 ポストゼロ年代へ向けて 第3回 ままごと=柴幸男」レクチャー&舞台映像上映

                               
主宰・中西理(演劇舞踊評論)=演目選定

 東心斎橋のBAR&ギャラリーを会場に作品・作家への独断も交えたレクチャー(解説)とミニシアター級の大画面のDVD映像で演劇を楽しんでもらおうという企画がセミネール「演劇の新潮流」です。今年は好評だった「ゼロ年代からテン年代へ」を引き継ぎ「ポストゼロ年代へ向けて」と題して現代の注目劇団・劇作家をレクチャーし舞台映像上映も楽しんでいただきたいと思います。
 新シリーズでは引き続きポストゼロ年代演劇の劇作家らを紹介していき、この世代に起きている新たな潮流の最新の動きを紹介していくとともに90年代半ば以降は平田オリザに代表される「群像会話劇」「現代口語演劇」中心の現代演劇の流れの非主流となってきた「身体性の演劇」の系譜の流れも紹介していきたいと考えています。第1回の講義では先駆的事例としてクロムモリブデン、特別編の快快トークショーをはさんで、第2回の講義ではロロを取り上げましたが、今回は満を持して岸田戯曲賞を受賞しこの世代の旗手的な存在となっている柴幸男を取り上げます。
 柴幸男をはじめ、快快(篠田千明)、柿喰う客(中屋敷法仁)、悪い芝居(山崎彬)らポストゼロ年代の作家の台頭により、明らかに新しい傾向が現れるのが2010年以降のことですが、彼らには先行する世代にない共通する傾向がありました。

ポストゼロ年代演劇の特徴
1)その劇団に固有の決まった演技・演出様式がなく作品ごとに変わる
2)作品に物語のほかにメタレベルで提供される遊戯的なルール(のようなもの)が課され、その遂行と作品の進行が同時進行する
3)感動させることを厭わない

 そのことに最初に気づかせたのが代表作である「わが星」をはじめとする柴の作品群で、その意味でも単に最初に認められたということだけはなく、それ以前の世代の平田オリザ岡田利規がそれぞれの世代においてそうだったように演劇における新たな方向性の最前線を示し続けています。
 今回のレクチャーではアイホールでの関西公演の興奮がまだ冷めやらぬ「わが星」をはじめとした柴の作品はどういうものであるのかを映像を使いながら徹底解剖していく予定。 

【日時】6月11日(土) 7時半〜
【演目】レクチャー担当 中西理
 「わが星」「あゆみ」ほか柴幸男作品
岸田戯曲賞授賞式 2010-04-12 ままごと×口ロロ


【場所】〔FINNEGANS WAKE〕1+1 にて 【料金】¥1500[1ドリンク付]  
※[予約優先]  定員20人ほどのスペースなので、予約をお願い致します。当日は+300円となりますが、満席の場合お断りすることもあります。
【予約・お問い合わせ】 ●メール fw1212+110611@gmail.com  あるいは BXL02200@nifty.ne.jp(中西) 希望日時 お名前 人数 お客様のE-MAIL お客様のTEL お客様の住所をご記入のうえ、 上記アドレスまでお申し込み下さい。 06-6251-9988 PM8:00〜 〔FINNEGANS WAKE]1+1 まで。 web:fw1plus1.info  Bridge Gallery & Bar 〔FINNEGANS WAKE〕1+1 大阪市中央区東心斎端1-6-31 リードプラザ心斎橋5F (東心斎橋、清水通り。南警察署2軒西へ)

「演劇の新潮流 ゼロ年代からテン年代へ」舞台映像これまでの上映作品

第1回
指値(快快)「霊感少女ヒドミ」  
五反田団「長く吐息」
快快「ジンジャーに乗って」 
ミクニヤナイハラプロジェクト「五人姉妹」 
第2回 
渡辺源四郎商店「俺の屍をこえてゆけ」「河童」ほか
第3回
ポツドール「顔よ」
第4回
柿喰う客「真説・多い日も安心」

http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/10001018