新歌舞伎座 新開場一周年記念 九月松竹大歌舞伎

平成23年9月2日(金)〜26日(月)
昼の部

一、御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)
  加賀国安宅の関の場

           武蔵坊弁慶  橋之助
           斎藤次祐家  亀 蔵
          九郎判官義経  松 也
           富樫左衛門  扇 雀


二、男女道成寺(めおとどうじょうじ)
    白拍子桜子実は狂言師左近  勘太郎
           白拍子花子  七之助


三、人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)
           左官長兵衛  勘三郎
            手代文七  勘太郎
           鳶頭伊兵衛  亀 蔵
          長兵衛娘お久  芝のぶ
         角海老女房お駒  歌女之丞
          和泉屋清兵衛  橋之助
            女房お兼  扇 雀

 今月(9月)の大阪は大阪松竹座新歌舞伎座で2つの歌舞伎が競演。松竹座は海老蔵復帰公演だったが、こちらは病気休演していた中村勘三郎の本格復帰公演となった。昼の部で比較すると演目がやや地味だった松竹座と比較してこちらはなんとも盛りだくさん。
 勘三郎左官長兵衛を演じた「人情噺文七元結」がこの昼の部のメインディッシュ。三遊亭円朝の落語をもとにした作品で勘三郎得意の人情ものである。勘三郎の場合、芝居が少しオーバーアクションでともすれば鼻につきかねないところもあるのだが、この話はもとが落語だけに少々の過剰さは気にならないというか話に興趣を加える体で、芝居の醍醐味を存分に楽しむことができた。  
勧進帳」「京鹿子娘道成寺」はもちろんどちらも歌舞伎の超有名演目で、それほどのマニアでもない私でも何度も見たことがある演目であるのだが、今回見た「御摂勧進帳」「男女道成寺」というのはどちらも初めて見た。