「スカラ=ニスカラ ―バリの音と陶酔の共鳴―」

今なお生活に息づく神々との交流

――現代演劇の重要な参照項

バリ島では、音楽の演奏や舞踊・演劇の上演が、神々に捧げる祭事の一部として、現在でも日常的に行われています。「神々の住む島」と形容されるほど信仰を重んじるバリ島の住民にとって、芸術はとても身近で、重要なものとなっています。そんなバリ島の儀礼は、現代演劇の重要な理論家アントナン・アルトーをはじめ、様々な芸術家に深い影響を与えており、現代演劇を理解する上で不可欠な存在と言えます。約1時間に凝縮されたこの作品の中から、過去・現在そして未来への時の流れ、演劇のルーツを感じ取れることでしょう。