セミネール番外編「パフォーマンスとしてのももいろクローバーZ」

主宰・中西理(演劇舞踊評論)

 東心斎橋のBAR&ギャラリーを会場に作品・作家への独断も交えたレクチャー(解説)とミニシアター級の大画面のDVD映像で演劇を楽しんでもらおうという企画がセミネールです。いつもは演劇あるいはコンテンポラリーダンスを対象に開催してきましたが、今回は紅白歌合戦にも出た話題のアイドル「ももいろクローバーZ」を取り上げて、レクチャーと映像で一緒に楽しんでもらいたいと思います。
  ももいろクローバーZが私の琴線に触れたのは観客(モノノフ)のコールと一体になった一体感のあるライブパフォーマンスの映像を見たことがきっかけだった。演劇やダンスに関する批評活動を今でも続けているのはかつて本当に奇跡としか思えないような瞬間を劇場で受けたことがあったからだが、それは2011年に開催された「男祭り」「女祭り」のDVDだったのだが、映像を通しながらもその時にももクロから感じた衝撃はかつて演劇やダンスで味わった奇跡の瞬間と比較してもなんら遜色のないものだった。
 そしてそれは単にももクロのパフォーマンスが素晴らしいというだけにとどまらずポスト3・11のこの閉塞した雰囲気の世間にそれは待望してたものが現れたという「この時・ここ」にあたかも運命のように出現したということがあるのではないか。
 そこに当時相次ぎ出現してきた若手劇団と共通した背景を感じて、その後、昨年の5月に「ももいろクローバーZとポストゼロ年代演劇」と題し、ももクロを媒介にしてポストゼロ年代演劇を考えるという講義*1を実施したが、実はその際にももクロについて調べなおしたことがきっかけで、西武ドームサマソニ大阪の2つのライブには現場参加してサイリウムを振ったりするほどにすっかりはまりこんでしまった(ももか推し)。アイドルについて理屈をあれこれ言うのは野暮でしかないのは重々分かってはいるが、批評家らが好き勝手に言いたい放題になっているAKB48に比べれば、こと言説という部分に関してはももクロはまだまだ弱い。「ももクロに関しては『たしかにパフォーマンスはすごいから最初は魅了されるけど3回目ぐらいから飽きる』という感想をよく聞きますね」(濱野智史AKB48白熱論争」)などと言われっぱなしなのも癪にさわるので、ここで一度これまで考えた「ももクロとはいったいどんな現象であるのか」について話したいと思う。ももクロの魅力を一緒に語り合い人の参加をお待ちしています。
 昨年12月29日に開催予定でしたが、年末ということで参加人数も少なかったため、1月に改めて開催することにしました。

 ダンスとしてのももクロももクロのダンスってうまいの? 下手なの?)
 ポストゼロ年代以降の作り手の感性が発揮されたももクロの楽曲の秘密
 演劇としての「ももクロ茶番劇」の魅力は?
など……

【日時】1月30日(水) 7時半〜
【演目】ももいろクローバーZのライブ映像ほか

レクチャー担当 中西理
【場所】〔FINNEGANS WAKE〕1+1 にて 【料金】レクチャーは無料、ただし会場がバー&ギャラリーのため[1ドリンク+チャージ] として1500円が必要です。

※[予約優先]  定員20人ほどのスペースなので、予約をお願い致します。満席の場合お断りすることもあります。

【予約・お問い合わせ】 ●メール fw1212+130130@gmail.com  あるいは BXL02200@nifty.ne.jp(中西) 希望日時 お名前 人数 お客様のE-MAIL お客様のTEL お客様の住所をご記入のうえ、 上記アドレスまでお申し込み下さい。 06-6251-9988 PM8:00〜 〔FINNEGANS WAKE]1+1 まで。@simokitazawaあてにツイッター予約も受け付け中。
web:fw1plus1.info  Bridge Gallery & Bar 〔FINNEGANS WAKE〕1+1
大阪市中央区東心斎端1-6-31 リードプラザ心斎橋5F (東心斎橋、清水通り。南警察署2軒西へ)
http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/10001213